試合結果 バンビシャス奈良 73-79 原州DBプロミ
バンビシャス奈良は、ロートアリーナ奈良でプレシーズンゲームを行い、韓国KBL所属の原州DBプロミと対戦しました。
スターティング5は、#1大塚勇人選手、#6 林瑛司選手、#9 スティーブン・ジマーマン選手、#24 本多純平選手、#44 シャキール・ハインズ選手です。
奈良にとって初の海外勢との試合は、原州に先制を許します。しかしすぐに、林選手のショートコーナーでのフェイダウェイ、速攻から大塚選手がレイアップを決めて逆転します。その後、ディフェンスからの速い攻め、ジマーマン選手と#11 キャメロン・ジャクソン選手のインサイドでの得点で先行したものの、クォーター終盤に追いつかれてしまいます。しかし、最後に#88 中谷衿夢選手が3Pシュートでのブザービーターを決めてみせ、23-20とリードして最初のクォーターを終えました。
2Qの最初の得点も、中谷選手のファストブレイクから。ジャクソン選手がゴール下で続いたものの、そこから奈良のインサイド陣に対して原州がダブルチームを組むディフェンスを仕掛けてきたこともあり、得点を伸ばせません。原州に逆転までされたものの、そこですぐに林選手が3Pシュートを決めて、奈良がリードを奪い返します。以降は、大塚選手のゲームコントロールが光ります。大塚選手は、ジマーマン選手のピックを使った3Pシュート、ジマーマン選手とのピックアンドロールでのアシスト、2つの速攻の起点となるなど、47-37と10点リードして前半を終える原動力となりました。
3Qも、大塚選手のアシストから、ハインズ選手と林選手がスリーポイントを決めて幸先よくスタートします。ジャクソン選手も林選手とのピックアンドロールからの得点と、ピックアンドポップからのドライブを決めるなどして続き、クォーターの中盤までは奈良が主導権を握りました。しかし、以降は得点が止まり、61-55と原州の追い上げを許しました。
最終クォーター序盤は、ハインズ選手と本多選手のスリーポイントなどで、なんとかリードを保っていましたが、原州のシュート精度が上がり、とくに3Pシュートを4Qだけで5本決められてしまって、再び逆転されてしまいます。勝利を手繰り寄せるべく、大塚選手が最後までタクトを振るいますが、勝ち越すことはできず、73-79で悔しい逆転負けとなりました。
小野秀二HCコメント
我々が向かっている方向は本当に間違っていないことが確認できた2日間だったと思います。
今日の試合は、いい形で進んでいったんですが、タイムシェアですとか、ベンチの層を厚くする狙いで、選手をかえたところで追いつかれてしまいました。ただ、そういう時間を作ることで、選手間の意思疎通ですとか、プレーの共通理解ができてきているとも感じました。
そして、今年は相手のダメージになる3Pシュートを増やして、その確率も上げようと取り組んでいます。昨日今日のとくに前半は、ファストブレイクでのクイックスリーだったり、インサイドアウトからの3Pシュートだったり、いい形が多く出ていたので、これからもっと我々の武器にしていきたいと思っています。
今日勝ちきれなかった要因は、やはりミスですね。ミスから相手にイージーポイントを与えてしまった。相手の得意なところで、前半は抑えられたんですが、後半はやられてしまった。これは反省材料だと思っています。
この2日間で出た課題を、開幕まで短いですが、チーム力の底上げ、プレー精度の向上で克服したいと思います。
大塚勇人選手コメント
前半は、相手のコンディションの問題もあったと思いますが、自分たちの目指すバスケットができて良かったと思います。後半、相手のガードの選手に関しては、ギアチェンジしてきたなっていう感じで。1Qの時から難しい試合になるだろうなと思っていて、結果負けてしまったんですが、レギュラーシーズンではないので、内容としては悪くなかったのかなと。負けていいわけではないですが、プレシーズンゲームなので、いろいろ試すことができたことに関しては、良かったかなと思います。
阿部友和選手コメント
今日の試合は、負けはしましたが、チームとしてやりたいことができていたので、すごくいい試合だったと思います。まだチームとして土台を積み上げている段階ですが、その段階としてはいい状態にあると思っています。また、個人としては、早くチームにアジャストすることを目標にしています。
試合結果
バンビシャス奈良 73-79 原州DBプロミ
1Q 23-20
2Q 24-17
3Q 14-18
4Q 12-24