【記者会見】2023-24シーズン決算概要と今後について
バンビシャス奈良は、7月30日、昨季の決算概要と新リーグに向けた中期計画、2024-25シーズンの目標等についての記者会見を、柿の葉すし本舗たなか なら本店にて行いました。
記者会見内容のご紹介の前に、代表取締役の加藤真治より、昨季大きなご支援を賜りました皆さまへ、御礼を申しあげます。
「2023-24シーズンは、バンビシャス奈良にとって大きな試練のシーズンとなりました。Bリーグの財務基準のクリア、新リーグに向けたB.LEAGUE ONE(B.ONE)参入条件の達成、チーム成績と、次の10年を作っていくうえでどれもクリアしなければならない課題でした。しかし、2月時点で財務基準をクリアできておらず、B3への降格危機を招いておりました。
今回、多くのブースター・ファンの皆さま、パートナー企業、行政関係者、スクール運営の関係者、ボランティアスタッフをはじめとする、応援いただくすべての皆さまから、4,000万円を超えるご支援を受け、利益基準(黒字化)を達成し、B3への降格を回避することができました。また同時に、売上が4億円を超え、平均入場者数(1,775名)と合わせて、B.ONE参入条件をクリアすることが、現状できております。皆さまのご支援により、数々の課題をクリアすることができました。応援いただいたすべての皆さまに、あらためて感謝申しあげます。
バスケットボール界は、男女ともパリ五輪への出場もあり、露出が増えています。昨年のワールドカップに続き、一過性で終わらせない取り組みが、Bリーグの各クラブに必要です。バンビシャス奈良は、2026-27シーズンから始まる新リーグに向けて、さらに力をつけていかなければなりません。さらに多くの皆さまに、応援していただけるクラブへ成長していきます。
また、奈良県ではアリーナの建て替えの案件が進んでおり、現在、5,000人以上が収容可能なアリーナになる方針が出されています。バンビシャス奈良は、B.革新におけるB.PREMIER基準のアリーナとなるように引き続き働きかけ、未来を創っていける環境も整えていきます」
以下抜粋と、加藤による記者会見の模様になります。
2023-24シーズン決算概要
・売上高は、前年比8,000万円以上の増収、売上4億円超となりました。
・クラウドファンディングなどの寄附を含め、4,000万円を超える支援金があり、1,300万円前後の黒字決算見込みとなりました。
・増資により、2024年6月期決算は債務超過を解消しています(2,300万円の純資産)。
2023-24シーズンの目標と結果
・(新リーグ)B.LEAGUE ONE参入条件を達成しました。
・B2ライセンス維持することができました。
新リーグに向けた中期的な目標
・新リーグB.LEAGUE ONEに初年度から参戦することを見据え、2024-25シーズン(今季)、2025-26シーズン(来季)も、新リーグへの振分審査基準を達成しながら、B2プレーオフ進出、B2優勝を目指して戦います。
2024-25シーズン目標
・B.LEAGUE ONE参入審査は、営業成績と興行成績等の2023-24シーズン(昨季)の結果と2024-25シーズン(今季)の見込により、2025年4月にリーグより結果が発表される予定です。そのため、今季目標を下図のように定めました。