試合結果 バンビシャス奈良 74-83 愛媛オレンジバイキングス
バンビシャス奈良は、ロートアリーナ奈良で愛媛オレンジバイキングスと対戦しました。
スターティング5は、#6 林瑛司選手、#14 柳川幹也選手、#22 シェイク・ムボジ選手、#24 本多純平選手、#44 シャキール・ハインズ選手です。
先制したのは奈良。この日スターターに入った柳川選手のアシストから本多選手が3Pシュートを決めました。ハインズ選手が、ムボジ選手とのハイローの合わせで続きます。以降奈良はフィールドゴールが安定しない中、シュートファウルで得たフリースローでなんとか愛媛を追走します。しかし終盤に、愛媛に2本のスリーポイントを許したことで、15-23と8点差をつけられて最初のクォーターを終えました。
2Qに入ってすぐに、#20 石井峻平選手とハインズ選手による2本のファストブレイク、そして石井選手の3Pシュートで3点差まで盛り返しました。しかしすぐに愛媛に押し戻され、9点差までビハインドが増えます。#11 キャメロン・ジャクソン選手のゴール下での3点プレー、ベースラインドライブからの得点で4点差に迫るも、愛媛を捉えることができません。今度はハインズ選手の3点プレーと林選手の速攻で、2点差に詰め寄りますが、そこから愛媛に6連続得点を許してしまいます。最後の最後で、ハインズ選手が3Pシュートをねじ込み、38-43となんとか5点差に戻してハーフタイムとなりました。
後半の開始早々、ムボジ選手が速攻をファウルを得ながらフィニッシュ、ボーナススローも決めての3点プレーで、2点差とします。しかしここからも、ターンオーバーやシュートミスで後が続かず、愛媛に10点のランを許してしまいます。中盤以降、ハインズ選手がフリースローと、2本のタフショットを決め、バックドアをついた#3 藤髙宗一郎選手へのアシストを通したほか、その藤髙選手もフリースロー2本を加えましたが、53-64と二桁差のまま、最終クォーターを迎えます。
勝負の4Q、ムボジ選手のダンク、速攻でのレイアップの連続得点で、まず点差を一桁に戻します。ハインズ選手がミドルショットでボーナススローを得たり、藤髙選手のベースラインドライブからのキックアウトをムボジ選手がペリメーターで決めますが、なかなか6点差の壁を超えられません。ディフェンスでは愛媛のフィールドゴール成功率を30%台に抑えるものの、愛媛にオフェンスリバウンドからのセカンドチャンスポイントを許してしまうのがその要因です。そうした中で迎えた残り3分ほどのところで、#88 中谷衿夢選手がディフェンスリバウンドからひとりで持ち込んで、シュートファウルを得ます。レイアップは惜しくも外れたものの、フリースローを2本とも確実に決めて、Bリーグ初得点を記録しました。終盤に、ハインズ選手が意地で2本の3Pシュートを決めましたが、74-83で痛い敗戦。愛媛と勝率は同じながら、西地区7位に順位を一つ下げました。
小野秀二HCコメント
ディフェンスでのがんばりといい形でオフェンスもできている時間帯は多くあったと思いますが、一番のポイントはやはりリバウンドですね。バスケットボールはリバウンディングゲームと言いますから、リバウンドでこれだけ負けてしまうと、やはり勝てません。チーム愛媛にセカンドチャンスポイントを17点も許している。この差だと思います。リバウンド、ルーズボールに対して、もっともっとハードな気持ちを持たないといけない。それが今日の一番の反省点です。
笠井がいない中、中谷が本来の我々のディフェンスを最後に体現して、相手のガードに対してプレッシャーをかけてくれたと思います。また、藤髙も相手の外国籍に対して体を張ったいいディフェンスを見せてくれました。
シャキール・ハインズ選手コメント
もう少しで追いつき、追い抜けるというところでの、もうひと踏ん張りがチームとしてできず、そこでまた相手に離されてしまって、結果負けてしまいました。ただ、本来自分たちは、そのもうひと踏ん張りができるチームだと思っているので、その点をもう一度チームで詰めて、また勝ちをつかみたいと思います。
藤髙宗一郎選手コメント
2試合を通して、愛媛さんにリバウンドを支配されてしまいました。僕も、外国籍選手のディフェンスとリバウンドを役割として与えられていたので、リバウンドに関してはもっとファイトしないといけなかったと反省しています。
あとは、愛媛の古野選手のゲームコントロールが、敵ながらやはり素晴らしくて。彼に対してもっと僕たちがプレッシャーをかけたり、カバーしたり、そこの駆け引きは難しいんですけど、古野選手が嫌がることをもっとしなければいけなかったと思います。
試合結果
バンビシャス奈良 74-83 愛媛オレンジバイキングス
1Q 15-23
2Q 23-20
3Q 15-21
4Q 21-19
スコア上位
#44 シャキール・ハインズ 29点
#22 シェイク・ムボジ 17点
リバウンド上位
#22 シェイク・ムボジ 8本
アシスト上位
#44 シャキール・ハインズ 6本