試合結果 バンビシャス奈良 84-87 熊本ヴォルターズ
バンビシャス奈良は、金魚スクエアに熊本ヴォルターズを迎え、対戦しました。
スターティング5は、#6 林瑛司選手、#11 キャメロン・ジャクソン選手、#13 笠井康平選手、#22 シェイク・ムボジ選手、#24 本多純平選手です。
昨日の試合で39分以上出場した#44 シャキール・ハインズ選手に代わって、ジャクソン選手が先発した奈良が、林選手のドライブと3Pシュートで先制して5点を先行しました。ムボジ選手も得点したものの、そこから熊本に7点のランを出されるなど、以降は点の取り合いとなりました。その中で活躍が目立ったのは、林選手です。3Pシュートを5本打つなど、積極的にシュートを狙った結果、3本のスリーポイントを含む13得点で、24-22と1Qをリードする原動力となりました。
2Qは、奈良のディフェンスが熊本を抑え込みます。5つのスティールを奪うなど、熊本にこのクォーターだけで8つのターンオーバーを強いました。結果、熊本のフィールドゴール試投数を、奈良よりも8本も少なくさせるなど、得点のチャンスを多く与えないことに成功しました。オフェンスでは、#2 栗原翼選手が2本、#20 石井峻平選手が3本のアシストで攻撃を活性化させました。得点をリードしたのは、#7 古牧昌也選手とジャクソン選手。古牧選手は1Qの林選手と同じく5本中3本の3Pシュートをヒットさせるなど11得点、アシストも2本と、先の2人と同じく潤滑油の役目も担いました。ジャクソン選手もスリーポイント1本を含む3本のフィールドゴールと、2本のフリースローをすべて決めて10得点。良いディフェンスが良いオフェンスにつながる好循環で、チームで33点を奪い、57-41と大きくリードして前半を終えました。
強豪熊本を相手にする時は、大きなリードに安心することなく、もっと点差を開きたいところでしたが、3Qの開始から熊本に5点のランを許してしまいます。林選手がこの試合4本目の3Pシュートで熊本の流れを止めたかに思いましたが、熊本にすぐに同じくスリーを返されます。本多選手のファストブレイクやハインズ選手のペイントアタックなどで、クォーター残り5分半までは15点をリードしていましたが、そこから熊本に8点のラン、林選手のキャリアハイタイとなる5本目のスリーポイント、ハインズ選手の鋭いペネトレイトからの得点などを挟んで、最後に三度熊本に7点のランを出させてしまい、70-67と3点差まで迫られて、最終クォーターを迎えることになりました。
4Q、ムボジ選手がフリースロー、石井選手がジャンプショットを決めるも、3分が過ぎたところで追いつかれてしまいます。ジャクソン選手が笠井選手のアシストから2本のショットを返し、さらにチームディフェンスで熊本を24秒オーバータイムに追い込んだところで、オフィシャルタイムアウトとなりました。タイムアウト明けに熊本に2点を取られたところで、古牧選手もキャリアハイタイとなる、こちらは試合4本目の3Pシュートを決めてみせるも、また熊本がすぐにスリーを返してきました。さらに、石井選手のファウルから熊本に4点を入れられ、ついに逆転されてしまいます。ここで、奈良がタイムアウト。このタイムアウト明けに、ジャクソン選手の3Pシュートでリードを奪い返しましたが、今度もすぐに熊本に長距離砲で返されてしまうと、これが決勝点となり、84-87で非常に悔しい敗戦となりました。
敗れはしましたが、この日金魚スクエアで応援してくださったブースターの皆さまの数が1,874名と、金魚スクエアでの来場者数の記録更新となりました。
小野秀二HCコメント
また1勝1敗となり、申しわけないです。後半の出だし、点差があったからか、前半よりディフェンスがソフトになったところで、チーム熊本を調子づけてしまいました。とくにスリーポイントを踏ん切りよく打たれてしまったので、そこが非常に残念でした。
それと、決めるべきショットを決めていない。とくにゴール下のところですね。それが相手にファストブレイクを出された原因となりました。
些細な部分ですが、そこをきちっとやりきるチームにまだなれていないという感じです。
3Qのどこかで、相手のリスムを切ってもよかったのかなというところは、僕自身の反省点です。
林瑛司選手コメント
試合の入りから自分たちのいいバスケットができて、前半は終えることができました。ですが、僕たちの課題でもある後半の出だしで、自分たちのミスが相手の得点につながってしまうと、そこから相手の流れになってしまって、以降はズルズルと最後までいってしまいました。
石井峻平選手コメント
前半はいい形でリードして終わったんですけど、後半に相手にやられてはいけないことをやられてしまったり、リバウンドを取られたりとか、自分たちが決めるべきシュートを決められなくてトランジションでやられてしまったりとか、自分たちでコントロールできることを怠ったことでこういう結果になってしまったので、非常にもったいない負けだと思います。
試合結果
バンビシャス奈良 84-87 熊本ヴォルターズ
1Q 24-22
2Q 33-19
3Q 13-26
4Q 14-20
スコア上位
#6 林瑛司 20点
#11 キャメロン・ジャクソン 17点
#7 古牧昌也 14点
#22 シェイク・ムボジ 12点
#44 シャキール・ハインズ 11点
リバウンド上位
#11 キャメロン・ジャクソン 11本
#22 シェイク・ムボジ 7本
アシスト上位
#13 笠井康平 7本
#2 栗原翼 4本
#20 石井峻平 4本