試合結果 バンビシャス奈良 70-69 ベルテックス静岡
バンビシャス奈良は、アウェーの静岡市中央体育館で、ベルテックス静岡と対戦しました。
スターティング5は、#7 古牧昌也選手、#13 笠井康平選手、#22 シェイク・ムボジ選手、#24 本多純平選手、#44 シャキール・ハインズ選手です。
先制点は静岡となったものの、すぐに本多選手がミドルショットでバスケットカウントを得て、3点プレーを返します。古牧選手がコーナースリーを決め、ハインズ選手もドリブルからターンしてのショットで点を重ねますが、静岡に連続で3Pシュートを許したことで先行されてしまいます。終盤に本多選手のスキップパスがディフェンスの裏をついた古牧選手に通って決まったショットと、#11 キャメロン・ジャクソン選手のアタックからの得点を加えましたが、1Qは12-15とリードされて終えました。
追いかける奈良は、2Qに入ってすぐにジャクソン選手のスティールから古牧選手が速攻を決めます。さらに、ジャクソン選手がミドルショットと、#2 栗原翼選手とのピックアンドポップから3Pシュートに成功して同点に追いつくと、#14 柳川幹也選手のフリースローで逆転しました。しかしすぐに、静岡に7点のランを許してしまいます。そして、このタイミングで、特別指定選手の #88 中谷衿夢選手がプロのコートに立ちました。ガードとしてボールをプッシュ、ファウルを引き出したり、ジャクソン選手の得点をアシストしてみせ、静岡の連続得点を止めました。それでも簡単には流れを取り返せず、7点のビハインドとなります。残り3分に#20 石井峻平選手がプルアップジャンパーを決めると、次の静岡のポゼッションでは相手のターンオーバーを誘います。さらに、次の攻撃ではコーナースリーをヒットして、2点差に追い上げる原動力となりました。ただし、終盤に静岡に2本のスリーポイントを許したことで、32-37の5点差とされてハーフタイムとなりました。
後半に入ってすぐに、ミスから静岡に4点を許し、この試合最大となる9点差のビハインドとされてしまいます。3分が経過して、奈良は本多選手の3Pシュートでようやく得点します。すぐに静岡に2点を返されたものの、そこから笠井選手のレイアップ、古牧選手がコートサイドの看板に飛び込みながらボールを活かしたオフェンスリバウンドからハインズ選手の得点、ジャクソン選手のスリーポイントなどによる10点のランで一気に逆転します。静岡に3点を返されて連続得点はいっとき止められたものの、さらにハインズ選手が連続でスリーポイントを決めたことで、51-46と5点をリードして最終クォーターを迎えました。
4Qの3分を経過したところから、ムボジ選手のピックを使ったハインズ選手がトップの位置から、続いてディフェンスリバウンドからの速い攻めで古牧選手が右コーナーから、さらに本多選手が左コーナーからと、3本連続で3Pシュートに成功して、11点のリードを奪いました。しかしその後は、ジャクソン選手やハインズ選手が得点するも、静岡に徐々に点差を詰められてしまうと、残り1分にとうとう同点とされてしまいます。お互いにターンオーバーやショットミスで時間が経過し、迎えた残り2秒、笠井選手が相手ディフェンスの連携ミスをついて勝ち越しのレイアップを決めてみせます。これが決勝点となり、B2プレーオフ進出争いの中、70-69で非常に大きな勝利となりました。
小野秀二HCコメント
前半は、チーム静岡に非常に高確率でシュートを決められてしまいました。とくに3Pシュートの確率が高かったので、ハーフタイムではそのことを選手たちに伝えました。後半は、我々らしいディフェンスで相手にプレッシャーをかけて、チーム静岡のシュートを落とさせることができたと思います。
全体を通しては、うちのミスは少なかったんですけど、4Qの大事なところでミスが出てしまったので、ここは改善して、明日の試合に臨みたいと思います。
笠井康平選手コメント
個人的に振り返ってみても、チームとして振り返ってみても、もう少し自分たちのテンポで試合を進めることができたのかなと思う部分があります。決していい試合ではなかったんですけど、勝てたことが良かった、という試合でした。
試合結果
バンビシャス奈良 70-69 ベルテックス静岡
1Q 12-15
2Q 20-22
3Q 19- 9
4Q 19-23
スコア上位
#11 キャメロン・ジャクソン 20点
#44 シャキール・ハインズ 17点
#24 本多純平 11点
#7 古牧昌也 10点
リバウンド上位
#24 本多純平 9本
#13 笠井康平 6本
アシスト上位
#11 キャメロン・ジャクソン 4本
#13 笠井康平 3本
#14 柳川幹也 3本