試合結果 バンビシャス奈良 76-78 アルティーリ千葉
バンビシャス奈良は、ロートアリーナ奈良で、アルティーリ千葉と対戦しました。
スターティング5は、#6 林瑛司選手、#11 キャメロン・ジャクソン選手、#13 笠井康平選手、#22 シェイク・ムボジ選手、#24 本多純平選手。
昨日の試合のスターターのうち、シャキール・ハインズ選手をジャクソン選手に入れ替えて、今日の試合に臨んだ奈良が、林選手のアシストから本多選手がバックドアプレーで先制します。続いて、ムボジ選手が、ミドルショットとオフェンスリバウンドからの3点プレーなどで得点を加えました。A千葉に先行されるものの、本多選手のコーナースリー、笠井選手のディフェンスのタイミングを上手くずらしてのレイアップ、ハインズ選手のフェイダウェイなどで追走していきます。終盤になっても、ジャクソン選手のスティールからの速攻や、#7 古牧昌也選手のランナー気味のショットなどもあり、20-23と3点差でA千葉を追いかけます。
2Qは、開始からA千葉に連続で得点を許し、8点差とされたところで、タイムアウトを取ります。しかし、ここでコートに入った#20 石井峻平選手が流れを奈良に引き戻します。入ってすぐにドライブで切れ込んでレイアップを決めると、続いてマークマンをドリブルで崩してジャンプショットを沈めます。さらに、石井選手のスティールからの速攻が、ハインズ選手の3Pシュートにつながりました。そして、もう1本の奈良のファストブレイクでは、石井選手が全力でリングに向かって走り込み、ハインズ選手のパスをレイアップでフィニッシュしました。奈良が1点差まで一気に迫る間の全得点に、石井選手がからみました。ムボジ選手がインサイドで4点を追加して逆転すると、そこからは、本多選手が果敢なベースラインドライブで得たフリースローを2本ともに決め、古牧選手は自らのオフェンスリバウンドを体を張ったレイアップにつなぎ、笠井選手が速攻をバスケットカウントからの3点プレーで締めるなど、A千葉との競り合いとなり、40-40の同点でハーフタイムを迎えました。
後半は、笠井選手のアシストから、ジャクソン選手がゴール下、林選手が3Pシュートで得点し、さらに笠井選手自らスリーポイントを決める、奈良の8点のランから始まります。加えて、このクォーターは、林選手が積極的な仕掛けでA千葉のファウルを5つ引き出し、8つのフリースローを得ますが、これをすべて決めてみせました。また、ハードなチームディフェンスで、A千葉のフィールゴール成功率を、2Qに続いて30%台に抑えたことで、67-55と一気に二桁のリードを奪って、3Qを終えました。
勝負の最終クォーターでしたが、笠井選手のレイアップとムボジ選手のフリースローが決まって以降、奈良は、シュートミスとターンオーバーで、6分半にわたって得点が止まってしまい、A千葉に逆転を許し、6点のビハインドとなりました。試合残り1分に、#14 柳川幹也選手がトップの位置からのスリーポイントをようやく返すと、続いて24秒オーバータイムをA千葉から奪います。これで得たポゼッションでは、3Pシュートは打てませんでしたが、残り15秒にムボジ選手のダンクで1点差に迫ります。ここからファウルゲームを仕掛けましたが、A千葉がフリースローを2本ともに決めてきます。しかし、残り2秒、林選手がスリーポイントエリアでシュートファウルを得ました。3本のフリースローをすべて決め、同点、延長に持ち込みたいところでしたが、1本目が外れてしまいます。2本目を決めて、3本目をわざと外し、オフェンスリバウンドを狙いましたが、それはかなわず、76-78で惜しい敗戦となりました。
小野秀二HCコメント
昨日はファウルトラブルからゾーンディフェンスの時間が非常に長くなってしまったんですが、今日は我々がずっとやってきているマンツーマンディフェンスをしっかりやろうと、現在B2トップの相手にどれだけ通用するか試そうと伝えていました。
そのディフェンスについては、いい形でしっかり守れたと思います。これは今後の自信になると思います。ただ、守りは良かったんですが、オフェンスに関しては、簡単なミスが多かったと思います。ターンオーバー19本は多すぎますし、そのターンオーバーから28点も取られてしまっている。ミスはゼロにはできませんが、我々が勝利に近づくためには、やはり一桁台に抑えたいです。
1試合1試合、いろいろな課題が出てきて、それを潰している状況です。またすぐに試合がありますが、我々らしいオフェンス、ディフェンスを皆さんに披露できればと思っています。
シェイク・ムボジ選手コメント
我々にとって、今節は非常にタフでした。A千葉さんはとてもいいチームで、B2全体で首位にいる理由がよくわかりました。そういった相手に、ミスをしてしまうと、自分たちの勝機をなくしてしまいます。強い相手に勝つためには、小さなコミュニケーションミスだったり、簡単なターンオーバーだったりを、徹底してなくさないといけないと思います。
試合結果
バンビシャス奈良 76-78 アルティーリ千葉
1Q 20-23
2Q 20-17
3Q 37-25
4Q 9-23
スコア上位
#22 シェイク・ムボジ 16点
#6 林瑛司 12点
#13 笠井康平 12点
リバウンド上位
#22 シェイク・ムボジ 11本
アシスト上位
#13 笠井康平 5本
#22 シェイク・ムボジ 4本
#44 シャキール・ハインズ 3本