試合結果 バンビシャス奈良 83-79 越谷アルファーズ
バンビシャス奈良は、ロートアリーナ奈良に越谷アルファーズを迎え、対戦しました。
スターティング5は、#6 林瑛司選手、#13 笠井康平選手、#22 シェイク・ムボジ選手、#24 本多純平選手、#44 シャキール・ハインズ選手。
ムボジ選手のピックを使った林選手のジャンパーで、奈良が先制して試合が動き始めます。ムボジ選手が、笠井選手とのピックアンドロール、フリースロー、ローポストでのフェイダウェイで得点を重ね、奈良のリードを広げると、再び林選手がペイントアタックで追加点をあげます。クォーター終盤は、ハインズ選手が#11 キャメロン・ジャクソン選手とのコンビネーションで得点を重ね、最後は#20 石井峻平選手のスティールからの速攻をフィニッシュ。23-14と奈良が9点をリードしました。
続く2Q、越谷のゾーンディフェンスを交えた守備に、奈良はシュート精度を狂わされ、何度か越谷に連続得点を許します。しかし、要所で#7 古牧昌也選手と石井選手がスリーポイントを決めて、越谷の流れを寸断します。徐々にリードを広げ、残り4分あまりのところで、古牧選手がジャクソン選手の強烈なダンクをアシスト、そして2本目の3Pシュートを残り2分半のところで決め、リードを10点としました。しかし、最後に越谷に9点のランを許し、36-35と1点差でのハーフタイムとなりました。
後半に入っても、越谷のインサイドアタックを止められず、7連続失点でついに逆転されてしまいます。ジャクソン選手が3Pシュートで悪い流れを止めると、その後も本多選手のベースラインドライブからのアシストをフックシュート、ハインズ選手からのアシストはバスケットカウントにすることで、オフェンスを牽引。チームは越谷に食らいついていきます。そして残り2分あまりに、古牧選手が試合3本目のスリーポイントをヒットして逆転。51-48とリードして4Qに臨みます。
4Q序盤、越谷の執拗なインサイド攻撃を前に、奈良はハインズ選手のフリースローと笠井選手のディフェンスを背にしながらの技ありレイアップの4得点にとどまり、3点ビハインドでオフィシャルタイムアウトとなります。タイムアウト明け、ムボジ選手のフリースローで2点差にすると、四度古牧選手がスリーポイントを決めて、1点をリードします。ここからは、両チーム譲らず、両チーム我慢の時間が続きます。奈良はハインズ選手がセカンドチャンスポイント、笠井選手がペネトレイトで得点しますが、残り38秒の時点で3点差とされ、さらにムボジ選手とキャメロン選手の二人を、本多選手に続いてファウルアウトで失いました。しかし、残り18秒、ハインズ選手がタイトについてくるディフェンスをものともせず、同点3Pシュートをねじ込み、66-66でオーバータイムへともつれ込みました。
延長での最初の得点は、越谷のスリーポイントでしたが、笠井選手がコーナースリーで返します。そして、ハインズ選手のローポストでのフェイダウェイで、1歩リードすると、今度は林選手がスリーポイントラインより外でファウルを受け、得た3本のフリースローをすべて成功させて、3点差とします。越谷は外国籍選手がインサイドを狙ってきますが、#33 三森啓右選手が身体を張ってペイントエリアを守ります。また、三森選手はオフェンスではスクリーナーとしてもチームに貢献します。延長で起点となっていた林選手は、三森選手のピックからオフェンスを展開、ドライブでの得点に活かしたほか、試合を決めたハインズ選手のスリーポイントも、三森選手のピックを使った林選手のアシストから生まれました。残り1分あまりで4点をリードした奈良は、越谷のファウルゲームをしのいで、83-79で逆転勝利!年末のホーム5連戦を5連勝という最高の形で締めくくりました。
小野秀二HCコメント
1Qは、スターターの5人が今日もいい集中力をもって入れたんですけれど、2Qにちょっとテンポを失って、チーム越谷にリズムを持っていかれて、そこからわからない展開にしてしまったということはこの試合の反省点だと思います。ただ、そういう中でも、単純なミスがなくなってきたので、踏ん張る力というのはだいぶついてきたと思っています。
それと、二人(キャメロン・ジャクソン選手とシェイク・ムボジ選手)がファウルアウトになってしまった時、今日そこまで1度もコートに立っていなかった三森(啓右)が、彼は非常にスマートですごく考えながらプレーできるビッグマンなので、まわりのヘルプも活かしながら、しっかり(越谷#5 アイザック・)バッツ選手をおさえてくれたと思います。彼も含めて、チームとして一つひとつステップアップできた試合になったと思います。
シャキール・ハインズ選手コメント
すごく苦しい試合だったと思います。キャメロンとシェイクのファウルトラブル、(本多)純平さんもファウルアウトしたことで、苦しい展開になりました。ですが、今の自分たちのアイデンティティとなっている、粘り強さが、誰がコートに立っても出ていました。全員が粘り強く、各自の役割をまっとうしたことで、勝ちを引き寄せることができたと思います。
古牧昌也選手コメント
僕たちが昨日勝ったことで、今日のゲーム2が、難しい試合になることは全員が理解していました。いまは本当にチームが、コートに出ている5人だけではなくて、ベンチにいるメンバーも含めて全員が、勝利に向かって一つになっているので、それが試合最後の場面でも力になっていたのかなと思っています。
試合結果
バンビシャス奈良 83-79 越谷アルファーズ
1Q 23-14
2Q 13-21
3Q 15-13
4Q 15-18
OT1 17-13
スコア上位
#44 シャキール・ハインズ 23点
#11 キャメロン・ジャクソン 13点
#7 古牧昌也 12点
#22 シェイク・ムボジ 11点
#13 笠井康平 10点
リバウンド上位
#44 シャキール・ハインズ 12本
#22 シェイク・ムボジ 7本
#14 柳川幹也 5本
アシスト上位
#44 シャキール・ハインズ 4本
#13 笠井康平 3本