試合結果 バンビシャス奈良 81-80 越谷アルファーズ
バンビシャス奈良は、ロートアリーナ奈良に越谷アルファーズを迎え、対戦しました。
スターティング5は、#6 林瑛司選手、#13 笠井康平選手、#22 シェイク・ムボジ選手、#24 本多純平選手、#44 シャキール・ハインズ選手。
越谷に先制を許しますが、ムボジ選手のアシストを受けた林選手がすぐにスリーポイントを返します。林選手は続けて、笠井選手のアシストからも3Pシュートを決め、チームオフェンスを活性化。続いて、ムボジ選手が笠井選手のアシストからミドルショット、ハインズ選手とのハイローの合わせでゴール下から得点します。さらに、笠井選手がムボジ選手のピックを使ってのペリメーター、再びムボジ選手のピックから3Pシュートに成功、シーソーゲームの展開となります。残り3分半をきったところで、三度林選手がスリーに成功し、ハインズ選手がセカンドチャンスポイントを奪ったものの、最後に越谷にブザービーターを許し、20-23で1Qを終えました。
2Q、奈良は、越谷#5 アイザック・バッツ選手のインサイドアタックに、少々手こずります。奈良のインサイド陣が身体を張って守りますが、ファウルも奪われることもあり、フリースローを与えてしまいます。しかし、奈良は、#20 石井峻平選手と#14 柳川幹也選手が長距離砲でリングを撃ち抜いたほか、#11 キャメロン・ジャクソン選手がスピードのミスマッチをついたショートコーナー付近からのショットや、ファウルで得たフリースローを正確に決め続け、さらに柳川選手のドライブへの合わせなどで得点を重ねて対抗します。このクォーターも競り合いは続き、37-42と5点差でハーフタイムとなりました。
後半に入って序盤は、ムボジ選手がターンアラウンドジャンパー、次のディフェンスでのブロックショット、そして、自らドリブルで持ち上がったファストブレイクで得たフリースローを2本決めるなど奮闘したものの、以降チームのショットが決まらず、一時7点までビハインドが開いてしまいます。しかしその後、林選手の試合4本目のスリーポイントや、ハインズ選手と笠井選手がそれぞれディフェンスを置き去りにするレイアップで続いて逆転します。再び越谷にリードを渡したものの、笠井選手、#7 古牧昌也選手がフリースローをきっちりと決め続け、59-61とワンゴール差で最終クォーターを迎えました。
4Qも緊迫した展開となりました。奈良の選手は全員が集中し、例えターンオーバーしても諦めることなくディフェンスに戻り、逆に古牧選手がスティールしてボールを奪い返して笠井選手へつなぐと、笠井選手がビハイドバックのバウンズパスで林選手の速攻フィニッシュをアシストします。ここで1点リードとなったものの、以降オフィシャルタイムアウトまで越谷に7点のランを許してしまいます。もちろん諦めない奈良は、ハインズ選手がゴール下にフラッシュしての得点、笠井選手のスティールからの速攻でバスケットカウントでフィニッシュしての3点プレーでつなくと、さらに古牧選手がワイドオープンとなったコーナースリーを冷静に決めて同点にカムバックします。ここからは、ジャクソン選手がまずフリースローライン付近からのジャンプショットを決めると、ハインズ選手からのハイローでバスケットカウントして、ボーナススローもきっちり決めました。そして、2点ビハインドで迎えた試合残り8秒の場面。ジャクソン選手がディフェンスが距離を空けた隙を見逃さず、スリーポイントをヒットして逆転!これが決勝点となり、81-80で2戦続けての劇的勝利をつかみ、奈良は年末のホーム5連戦を、4連勝としました。
小野秀二HCコメント
チーム越谷は東地区の上位にいるチームですので、シュートの上手い選手が多くいます。それに対して我々はやはりディフェンスからスタートしました。ただ、(アイザック・)バッツ選手のインサイドオフェンスは強烈で、どう止めようかと考えていたんですが、後半はチームでそこを守ろうという意識を持って、前半ほどにはやられなくなったと思います。そういう意味で、後半は我々のディフェンスが機能したと思います。
オフェンスに関しては、ちょっとしたミスはありましたけれども、ボールムーブができて良いショットを打てていたと思います。キャメロンに関しては、ちょっと(タイミングが)早いかなというショットもあったんですけれど、打ち続けていたおかげで、最後のショットに繋がったと思っています。彼はああいう緊迫した状況でも、強気でプレーできるプレーヤーですので、それが最後のスリーポイントに繋がりました。
僕が今日一番うれしかったのは、チームの成長を見られたということです。うまくいかない場面でも、ドーンと落ちてしまうことなく、また誰がコートに立ってもそこを踏ん張ってくれる。これがまさしく我々が目指している、ベンチを含めて、高いチームワークで戦うということです。ある時はシェイク(・ムボジ)のリバウンド、ある時は古牧のスリーだったり、いろいろな選手が肝心なところで確実なプレーをすることで、離されずについていけたということが、僕はうれしくて。この部分をもっと強固なものにしていきたいなと思っています。
キャメロン・ジャクソン選手コメント
序盤から越谷さんにリードを許してしまいましたが、自分たちはそこをなんとか食らいついていって、勝機を伺っていました。チーム全員でディフェンスをがんばって、我慢して、最後の最後に勝機をつかんだことがまず誇らしいです。そして、その最後のショットを自分が決められたことが、とてもうれしいです。
試合結果
バンビシャス奈良 81-80 越谷アルファーズ
1Q 20-23
2Q 17-19
3Q 22-19
4Q 22-19
スコア上位
#11 キャメロン・ジャクソン 20点
#6 林瑛司 18点
#44 シャキール・ハインズ 12点
#22 シェイク・ムボジ 11点
リバウンド上位
#11 キャメロン・ジャクソン 11本
#44 シャキール・ハインズ 8本
#6 林瑛司 6本
アシスト上位
#13 笠井康平 6本
#44 シャキール・ハインズ 5本
#14 柳川幹也 3本