試合結果 バンビシャス奈良 90-82 青森ワッツ
バンビシャス奈良は、ロートアリーナ奈良に青森ワッツを迎え、対戦しました。
スターティング5は、#6 林瑛司選手、#13 笠井康平選手、#22 シェイク・ムボジ選手、#24 本多純平選手、#44 シャキール・ハインズ選手。
笠井選手のアシストからハインズ選手の得点で先制した奈良は、青森のゾーンディフェンスに対して、ボールをまわして隙をうかがいます。インサイドの#11 キャメロン・ジャクソン選手からのパスや、本多選手のペネトレイトしてのキックアウトから、笠井選手、林選手、そして#2 栗原翼選手が3Pシュートを決めます。1Qは競った展開となり、16-17で終えました。
続く2Qも、青森はゾーンディフェンスを敷いてきますが、このクォーターで奈良オフェンスを勢いづかせたのはジャクソン選手でした。まず、自らのスティールからワンマン速攻をボースハンドでのバックダンクで締めると、その後も笠井選手のペイントアタックへの合わせから2本目のダンク、さらに、笠井選手のディフェンスの裏へのパスを受けてのワンハンドダンクと、このクォーターだけで3本のダンクをお見舞いします。加えて、相手ディフェンスを押し込んでのゴール下からの得点や、#7 古牧昌也選手のスリーポイントをアシストしました。また、古牧選手ももう1本スリーポイントを決めるなど、6得点でジャクソン選手に続きました。42-35とリードしてハーフタイムを迎えます。
後半の奈良の最初の得点は、オフェンスリバウンドを押し込んだムボジ選手からでした。続いてムボジ選手は、バックドアを狙った本多選手へのアシストも通します。その本多選手は、さらに笠井選手のアシストを受けて、左ショートコーナーからのジャンプショットに成功。笠井選手は次は林選手のトップからのスリーポイントをアシストします。今度は、ハインズ選手からムボジ選手へのハイローの合わせが決まり、そして、ハインズ選手は本多選手のアシストから2本ジャンプショットをヒットします。最後は本多選手がムボジ選手のピックを使って3Pシュートと、3Qもチームオフェンスが機能して、64-53とリードを広げました。
最終クオーターの中盤にかけて、奈良がジャクソン選手とハインズ選手による6得点にとどまる中、青森に12得点を許し、一時5点差に迫られます。しかし、オフィシャルタイムアウト直前に、ジャクソン選手がスティールからのワンマン速攻でこの試合4本目のダンクを叩き込むと、そのタイムアウト明けに今度は古牧選手がスティールし、そのボールを笠井選手がファウルを受けながらレイアップで決め、フリースローも入れて3点プレーを成立させて、再び点差を二桁に戻します。これで青森の勢いを止めた奈良は、ムボジ選手のセカンドチャンスポイント、林選手のスリーポイントを追加した後は、青森のファウルゲームを上手くいなして、90-82で勝利。年末のホーム5連戦を2連勝スタートとしました。また、この試合であげた90得点は、今季ここまでの最多得点となります。
そして、この試合への出場で、古牧選手がB2通算、300試合出場を達成しました。
小野秀二HCコメント
チーム青森が、チェンジングディフェンスをしながら、ゾーンディフェンスをする時間が長く、それでハーフコートバスケットになってしまって、流れが重くなってしまいました。ですが、途中からは上手くゾーンアタックもできたと思います。それでも、ゾーンを攻めるとなるとどうしてもテンポが遅くなってしまうので、後半は我々の良さでもある、ディフェンスをやりきって、すこしアップテンポにすることができたかなと思います。
ただし、ゲームを通して見ると、ここでもう1本取れていたらもっと楽になるというようなところで、単純なミス、イージーなターンオーバーをしてしまったことは、明日以降の課題だということを、選手たちに伝えました。明日もう一度我々のバスケットを、試合の多くの時間でできるようにがんばりたいと思います。
キャメロン・ジャクソン選手コメント
個人的には、ケガから復帰してすぐは不調だったんですが、最近の試合では、リバウンドや得点の面でチームに貢献できるようになってきたと思うので、すごく嬉しく思っています。
チームとしては、はじめにリードすることができましたが、自分たちが急いでしまったところで、ミスをして、点差を詰められてしまうところがありました。そこをなんとか耐えて、勝利という結果を残せたことには満足しています。
試合結果
バンビシャス奈良 90-82 青森ワッツ
1Q 16-17
2Q 26-18
3Q 22-18
4Q 26-29
スコア上位
#44 シャキール・ハインズ 18点
#11 キャメロン・ジャクソン 16点
#6 林瑛司 13点
#7 古牧昌也 10点
#22 シェイク・ムボジ 10点
リバウンド上位
#22 シェイク・ムボジ 12本
#11 キャメロン・ジャクソン 8本
#44 シャキール・ハインズ 7本
アシスト上位
#13 笠井康平 7本
#24 本多純平 4本