試合結果 バンビシャス奈良 86-78 熊本ヴォルターズ
バンビシャス奈良は、ロートアリーナ奈良に熊本ヴォルターズを迎え、対戦しました。
スターティング5は、#6 林瑛司選手、#13 笠井康平選手、#22 シェイク・ムボジ選手、#24 本多純平選手、#44 シャキール・ハインズ選手。
奈良は、笠井選手がポンプフェイクでディフェンスを飛ばしてからのジャンプショットで先制すると、ディフェンスから速いトランジションでのオフェンスを繰り出し、本多選手や林選手が追加得点して先行します。終盤まで主導権を握っていたものの、残り3分ほどで追いつかれてしまいます。しかし、#2 栗原翼選手が右ウイングからの3Pシュート、ペイントを割るレイアップ、#20 石井峻平選手のスティールから再び同じ位置でのスリーポイントと、40秒ほどで8連続得点をあげて熊本を引き離します。最後は、#7 古牧昌也選手が速攻をフィニッシュし、25-18とリードして最初のクォーターを終えました。
2Qも奈良のディフェンスは強度を落としません。このクォーターの熊本のフィールドゴールパーセンテージを26.7%に抑えました。オフェンスでは、石井選手がペネトレイトでディフェンスを引き付け、ムボジ選手のダンクを引き出すと、笠井選手は自ら持ち込んでのレイアップ、ローポストのムボジ選手とのパス交換からの3Pシュートで5得点します。古牧選手もスティールから、そのまま速攻に持ち込んでバスケットカウントを奪いました。その後も、ハインズ選手が追加点をあげ、最後は林選手がレイアップでだめを押して、45-31と二桁をリードして前半をしめました。
続く3Qを、熊本の6連続得点でスタートしてしまうと、2分経過しないところで奈良がタイムアウトを取らざるを得なくなります。林選手が1本返したものの、その後もオフェンスの乱れから熊本の勢いを止められません。ムボジ選手がフリースロー2本を決めて以降は、13連続得点を許して、逆転されて一気に7点差となります。しかし、ここで石井選手が3Pシュートを決め、#11 キャメロン・ジャクソン選手が自らのショットミスからのオフェンスリバウンドをねじ込んで3点プレーにするなどして、57-63と踏みとどまり、最終クォーターへつなぎました。
4Q、笠井選手のスティールから、ジャクソン選手のダンクで反撃の狼煙を上げます。ムボジ選手がオフェンスリバウンドをファウルを受けながら、そのままタップシュートで決めた後は、ジャクソン選手、ムボジ選手がポストプレーで追加得点。さらに、笠井選手がムボジ選手のピックを使ってミドルショットを成功、3Q終盤から続く12連続得点で逆転します。笠井選手はこのクォーター、チームを勝たせるべく、強気のリードをします。ハインズ選手の3Pシュートをアシストすれば、鋭いペイントアタックからのバックシュートでバスケットカウント、ボーナススローも決めてみせます。さらに、この日2本目の3Pシュートをヒット、再び奈良のリードを二桁に戻しました。最後は、ファウルゲームで得たフリースローで加点、笠井選手は結局このクォーターで14得点。86-78でのチームの勝利に大きく貢献しました。
小野秀二HCコメント
前節、チーム福島を相手に、初戦勝ったのですが、2戦目にふわっと入ってしまって負けたことの反省から、今日は選手たちが非常に集中力を持って、試合に入ってくれました。とくにオフェンスで崩れることなくやってくれたと思います。ただ、4つのうち3つのクォーターで我々は上回っているんですが、3Qの12-32というところ、オフェンスが上手くいかなくて相手に点を与えてしまうという我々の悪いパターンが出てしまったので、ここは反省点ですし、今のチームの課題だと思っています。
しかし、追いかける場面で、ベンチから出た選手が、しっかりとくっついていけたということが非常に大きくて、それがあったから4Qでの逆転、さらに引き離すことにつながりました。(笠井)康平が、最後非常に集中して、自分のショットを決めきったことも、そこからつながっていた気がします。
笠井康平選手コメント
前半自分たちのペースでしっかり戦えて、後半もう一度ゼロゼロの気持ちで入ろうって言っていたんですが、逆転までもっていかれてしまったことはひとつ反省点です。でも、しっかり修正して勝ちきれたということが収穫になったと思います。決していい試合ではなかったですが、いろんな収穫があったと思うので、これを活かして、次の試合もがんばりたいと思います。
試合結果
バンビシャス奈良 86-78 熊本ヴォルターズ
1Q 25-18
2Q 20-13
3Q 12-32
4Q 29-15
スコア上位
#13 笠井康平 21点
#11 キャメロン・ジャクソン 14点
#22 シェイク・ムボジ 14点
#6 林瑛司 10点
リバウンド上位
#11 キャメロン・ジャクソン 8本
#22 シェイク・ムボジ 7本
アシスト上位
#13 笠井康平 3本