バンビシャス奈良は、アウェーの滋賀ダイハツアリーナで、滋賀レイクスと対戦しました。

　スターティング5は、#6 林瑛司選手、#13 笠井康平選手、#22 シェイク・ムボジ選手、#24 本多純平選手、#44 シャキール・ハインズ選手。

　最大でも3点差までという競った展開となった1Q。奈良の得点は、林選手がリードします。ムボジ選手のブロックからのファストブレイク、右45度付近からの3Pシュートのほか、シュートファウルで得たフリースロー4本をすべて決めて9得点しました。また、2分をきってからは2度3点ビハインドとなる場面がありましたが、#2 栗原翼選手と#7 古牧昌也選手が都度スリーを成功させて、滋賀を逃しません。最後は栗原選手のドライブからのスピンターンショットで26-26の同点としました。

　最初の3分間は、ハインズ選手のフリースローによる得点だけと、両チームフィールドゴールを決められない、我慢の時間で始まった2Q。奈良はとくに3Pシュートが、8本打って成功がハインズ選手の1本のみと、アウトサイドシュートの精度に苦しみました。その分、フリースローは6本のうち5本を決めきります。また、ディフェンスでファイトして、滋賀オフェンスも14得点に抑え、40-40と前半を同点で終えました。

　3Qは、林選手とのピックアンドロールでのムボジ選手のシュートで得点が動き出しました。本多選手がベースライン沿いに切れ込んでのショットを決めた後は、ムボジ選手からハインズ選手へ、林選手から#11 キャメロン・ジャクソン選手へと、ディフェンスの裏へのバスが通り、得点を重ねることで、この試合奈良最大となる8点をリードします。その後、2点差に迫られますが、ジャクソン選手がオフェンスリバウンドをセカンドチャンスポイントにつなげ、ムボジ選手のローポストからのキックアウトを本多選手が冷静にミドルショットで決めて、滋賀を突き放します。終盤、ハインズ選手が3点プレーでフィニッシュして、59-53とリードして最終クォーターを迎えました。

　地区2位のチームに、なんとか勝ちきりたい奈良でしたが、5連続失点で1点差に迫られます。ここは、笠井選手の3Pシュート、続いてムボジ選手がバスケットカウントからの3点プレーでしのぎました。しかし、今度は8点のランで、滋賀の逆転を許してしまいます。ここで、笠井選手が再び勝負強さを見せ、ペイントアタックと3Pシュートで、残りおよそ2分のところで70-70の同点としました。しかしその後の得点が続かず、残り1分15秒での、滋賀のスリーポイントが決勝点となってしまい、72-79で悔しい敗戦となりました。

小野秀二HCコメント
　前半は非常にいい形でゲームを進めることができましたが、オフェンスがあまり機能しない時間ができてしまった。それが、我々がリードした後の場面にきてしまって、オフェンスが単調になったことで、そこで追い上げられて、わからないゲームにしてしまいました。今シーズン最初に我々の課題に上げていた、オフェンスの組み立てというところが、今日は今ひとつ上手くいかなかったのかなという感じがします。ただし、ディフェンスは、最後の数分以外はがんばっていたと思います。

試合結果
バンビシャス奈良 72-79 滋賀レイクス
1Q 26-26
2Q 14-14
3Q 19-13
4Q 13-26

スコア上位
#44 シャキール・ハインズ 15点
#13 笠井康平 12点
#6 林瑛司 11点
#22 シェイク・ムボジ 11点

リバウンド上位
#22 シェイク・ムボジ 12本
#44 シャキール・ハインズ 7本

アシスト上位
#22 シェイク・ムボジ 4本