試合結果 バンビシャス奈良 82-77 新潟アルビレックスBB
バンビシャス奈良は、アウェーのシティホールプラザアオーレ長岡で、新潟アルビレックスBBと対戦しました。
スターティング5は、#6 林瑛司選手、#13 笠井康平選手、#22 シェイク・ムボジ選手、#24 本多純平選手、#44 シャキール・ハインズ選手。
1Qは、司令塔の笠井選手が、チームオフェンスをリードします。スリーポイント2本を含む、4本すべてのフィールドゴールを成功して10得点。スティールも1本奪っています。チームディフェンスも昨日の試合同様ハードに行い、ハインズ選手はスティールからのレイアップ、本多選手もブロックショットを決めました。その後も、#6 林瑛司選手がフリースローライン付近でのフェイダウェイショット、ムボジ選手がオフェンスリバウンドからセカンドチャンスを押し込むなど、チームの流れを途切れさせません。最後は、ハインズ選手のブザービーター3Pシュートが決まり、23-15とリードしました。
2Q、林選手の連続得点でリードを広げ、さらに#7 古牧昌也選手のオフェンスリバウンドから#3 藤髙宗一郎選手がショットクロックギリギリにねじ込んだ3Pシュートで10点差としました。そこから新潟に5連続得点されますが、この流れを断ったのが、笠井選手です。藤髙選手のアシストを受けると、ディフェンスを置き去りにするドライブを決めます。流れに乗った奈良は、ハインズ選手、ムボジ選手が続き、さらに笠井選手のキックアウトから林選手がコーナースリーでゴールを射抜きました。そして最後は笠井選手がフリースローライン付近からジャンプショットを決め、44-36とリードを保ちました。
3Q、序盤こそ、ハインズ選手のレイアップ、ムボジ選手のフリースロー、ムボジ選手のアシストから笠井選手のレイアップと得点を重ねたものの、そこからシュートミスが続いてしまいます。結局このクォーターは、フィールドゴールは、このハインズ選手と笠井選手の2本のみ、シュート成功率は13.5%にとどまってしまいます。林選手と古牧選手がそれぞれフリースロー2本ずつ加えたものの、チームで10点に抑えられ、22得点を許した新潟に逆転され、54-58で最終クォーターを迎えます。
4Q、#2 栗原翼選手のショット、ハインズ選手のスリーポイントで1点差に迫って以降は、僅差の競り合いとなり、緊迫した時間が続きます。この状況でも、笠井選手が冷静にゲームをコントロール。林選手の得点をアシストした他、自らもディフェンスを抜き去るペイントアタック、ハインズ選手とムボジ選手のピックを使ってからのジャンプショットを決めます。さらに、ドリブルワークでディフェンス2枚を破ってのレイアップで、残り1分半で3点のリードを生み出しました。新潟にスリーポイントで追いつかれた後は、今度も笠井選手による、自陣からの超ロングショットで劇的勝利かと思われましたが、これはタイムアップにギリギリ間に合わず、71-71でオーバータイムにもつれ込みました。
オーバータイムでは、ハインズ選手のスリーポイント、ムボジ選手のフリースローで先行すると、ここでも笠井選手が、林選手へのアシストの後、この試合3本目のスリーポイントを沈めます。最後は古牧選手がしっかりとフリースロー2本を決め、82-77で逆転勝利をおさめました。同一カード2連勝で、前節から3連勝となりました。
笠井選手は、25得点6アシストで、3Pシュートは3本すべて成功。25得点と11本のフィールドゴール成功はキャリアハイとなります。
小野秀二HCコメント
同じカードでの連勝はなかったので、とにかくそこを目指そうと、昨日よりもディフェンスはハードに、オフェンスは精度を上げていこうと話して、ゲームに入りました。いい形にはなったんですけれど、その時にもうひと押しできれば、というところでミスをしてしまったり、インサイドでのショットを急ぎすぎてしまってパーセンテージが低くなってしまいました。それによって、苦しくなってしまったと思います。
ただ選手たちは、リードを許しても、焦らずにしっかりと自分たちをコントロールしていました。最後はオーバータイムになりましたけど、逆転して勝つことができ、選手たちの成長を感じる試合になりました。
試合結果
バンビシャス奈良 82-77 新潟アルビレックスBB
1Q 23-15
2Q 21-21
3Q 10-22
4Q 17-13
OT1 11- 6
スコア上位
#13 笠井康平 25点
#44 シャキール・ハインズ 19点
#6 林瑛司 17点
#22 シェイク・ムボジ 12点
リバウンド上位
#22 シェイク・ムボジ 20本
#44 シャキール・ハインズ 7本
アシスト上位
#13 笠井康平 6本