試合結果 バンビシャス奈良 78-72 ライジングゼファー福岡
バンビシャス奈良は、ホームのロートアリーナ奈良で、ライジングゼファー福岡との開幕戦を迎えました。
スターティング5は、#3 藤髙宗一郎選手、#7 古牧昌也選手、#8 薦田拓也選手、#13 宇都直輝選手、#19 ジェレマイア・ウィルソン選手です。
クリスチャン・ジェームス選手とシェイク・ムボジ選手が欠場し、高さの部分で不利かと思われた奈良でしたが、そこを平面のスピードでカバーします。ハードなディフェンスからボールを奪うと、宇都選手を中心に全員がコートを駆け抜けます。その中でも最初のクォーターは、薦田選手がシュートを4本すべて決め、9得点を奪います。薦田選手に牽引されるかたちで、1Qを25-24とリードしました。
2Qは、#9 板橋真平選手の積極的なアタックから得たフリースロー2本で先行します。続いて、#33 三森啓右選手のディフェンスで奪ったボールを、板橋選手がトップからのスリーで決めます。そして、代わって入った#18 藤澤尚之選手が相手のすきをついて、スルスルとレイアップを決めると、今度は三森選手が藤澤選手のアシストからペイントから得点。チーム連続10得点します。その後は、#11 高岡圭汰朗選手の3Pシュートなどもありながら、ディフェンスで粘り、リードを保ち、44-37でハーフタイムを迎えました。
3Qは反対に、最初に福岡に6連続得点を許し、1点差までつめられます。タイムアウトを取り、体制を立て直すと、宇都選手が身長差を活かしたポストプレーで得点し、福岡の流れを断ちます。その後、宇都選手はウィルソン選手、古牧選手の得点をアシストするなど、奈良のオフェンスをコントロール。再び、リードを広げ、58-52で最終クォーターに入ります。
開幕戦初勝利をブースターの皆さんに届けるため、選手たちは最後まで集中します。その中でも特に藤髙選手のプレーは鬼気迫るものでした。ショットクロックギリギリで、体勢を崩しながらもスリーを決めたかと思うと、ディフェンスがミスマッチとみるやポストプレーを仕掛けます。最後は、自らのスティールをダンクで締めました。試合全11得点のうち、9得点の固め打ちで、78-72で福岡を振り切る原動力となりました。また、宇都選手がこの試合16得点をあげ、プロ通算4000得点を達成しました。
石橋HCコメント
開幕戦に、多くのブースターの皆さんが応援に来てくださって、そのおかげで選手全員がいつも以上の力を出すことができました。それで勝ちをつかむことができたと思います。外国籍選手が2人いない中で、藤髙と三森が身体を張って、最後まで守りきってくれましたし、リバウンドもしっかり取ってくれました。それが、勝因の一つになったと思います。
藤髙選手コメント
僕たちがやりたかった、”走るバスケット”ができたと思います。外国籍選手が2人いない状況で、試合前はリバウンドや高さの部分でよりがんばらないとと思っていたんですが、ウィルソン選手と、そして、後から出てきた三森選手が本当に身体を張ってくれて、福岡さんの外国籍選手をディフェンスしたり、リバウンドをすごくがんばってくれました。最終的には、そこが勝敗を分けたかなと思います。
試合結果
バンビシャス奈良 78-72 ライジングゼファー福岡
1Q 25-24
2Q 19-13
3Q 14-15
4Q 20-20
スコア上位
#13 宇都直輝 16点
#19 ジェレマイア・ウィルソン 13点
#3 藤髙宗一郎 11点
#7 古牧昌也 9点
#8 薦田拓也 9点
リバウンド上位
#19 ジェレマイア・ウィルソン 16本
#33 三森啓右 5本
アシスト上位
#13 宇都直輝 7本
#18 藤澤尚之 3本