試合結果 バンビシャス奈良 58-96 福島ファイヤーボンズ
バンビシャス奈良は、今季最終戦をアウェー田村市総合体育館で、福島ファイヤーボンズと戦いました。
奈良のスターティング5は、#0 横江豊選手、#3 藤髙宗一郎選手、#29 中澤海斗選手、#44 グレッグ・マンガーノ選手、#88 木村啓太郎選手。
試合は、中澤選手のスティールから木村選手の3Pシュートで奈良が先制して始まります。その後は堀田剛司HCが警戒する福島の外国籍選手に得点を重ねられ、福島に先行されます。奈良もマンガーノ選手がブロックをみせたり、横江選手と中澤選手がアウトオブバウンズになりそうなボールをキープするなどして、福島を追いかけます。しかし、途中2本のターンオーバーからの失点で、流れが福島に。それでも、藤髙選手のオフェンスリバウンドから#24 鈴木大選手の飛び込みにつなげたり、#9 板橋真平選手がロングリバウンドを弾いたボールをマンガーノ選手がスリーポイントを決めるなど、必死に食らいついていき、15-28で1Qを終えました。
2Q、奈良は2-3ゾーンを主体に守ります。序盤は福島に得点を重ねられ、最大15点のビハインドとなります。しかし、徐々にゾーンディフェンスが効果を発揮していきます。福島のフィールドゴールパーセンテージを40%以下に抑え、ディフェンスリバウンドを確保します。オフェンスでは、マンガーノ選手が10得点、木村選手も7得点と得点面をリード。そして、ここ数試合積極性を増しているキャプテン藤髙選手が、横江選手のアシストから、この試合もワンハンドダンクを叩き込みます。34-43と一桁得点差に追い上げハーフタイムとなりました。
2Q後半のいい流れを継続したい奈良でしたが、後半開始早々福島に3Pシュートを2本決められ、続くターンオーバーで8失点したところで、後半最初のタイムアウトをとります。しかし、流れは変わらず、途中もう一度タイムアウトをはさみながら、残り3分20秒のところでマンガーノ選手がスリーポイントを決めるまで、20点のランを福島に許してしまいました。それでも、この試合で引退となる#23 種市幸祐選手が3Pシュートと、クォーター最後にブザービーターのタップシュートを決め、自らの引退試合でチームを盛り上げます。42-73で最終クォーターとなりました。
4Q、流れは福島のものとなってしまいましたが、種市選手がフル出場で躍動します。藤髙選手のパスからバックドアを成功させたかと思えば、得意のスリーポイントを再び決めます。自身最終戦で、12得点とチーム2番目の得点をあげました。また、終盤投入された#11 高岡圭汰朗選手は、およそ3分の出場時間で7得点と、力の片鱗を見せてくれました。バンビシャス奈良の今季最終戦は58-96で敗戦となりました。
試合後は、奈良のチームに加えて、福島の選手、チームスタッフの皆さんも一緒に種市選手を胴上げしていただきました。また、奈良ブースターの皆さんはもちろん、福島ブースターの皆さんにも、温かく種市選手を送り出していただきました。本当にありがとうございました。
奈良の2021-22シーズン成績は6試合が消滅し、全54試合を9勝45敗、B2西地区7位となりました。今季も熱くブーストしていだき、ありがとうございました。
堀田HCコメント
今期最後の試合で、シーズン当初からの課題がすべて出てしまったなと思います。トランジションディフェンスが悪く速攻を出されてしまう、ターンオーバーからの失点が多いなど。外国籍選手が1人ということもあって、オフェンスでも有利なところが少なく、難しい試合でした。
種市選手は今日で引退ですが、最後もいい働きをしてくれました。彼は素晴らしい人間性を持っていて、気遣いもできる、チームファーストの選手でした。お疲れさまという気持ちと、感謝の気持ちでいっぱいです。
今季は奈良にとって厳しいシーズンでしたが、ミーティングで選手たちには、今季戦ったことを無駄にしないでほしい、長いバスケ人生の中でこの経験を活かしてもらいたいと伝えました。チームが来季どうなるかわかりませんが、上を目指すチームになりたいなと思っています。
試合結果
バンビシャス奈良 58-96 福島ファイヤーボンズ
1Q 15-28
2Q 19-15
3Q 8-30
4Q 16-23
スターティングメンバー
#0 横江豊
#3 藤髙宗一郎
#29 中澤海斗
#44 グレッグ・マンガーノ
#88 木村啓太郎
スコア上位
#44 グレッグ・マンガーノ 19点
#23 種市幸祐 12点
#88 木村啓太郎 10点
リバウンド上位
#23 種市幸祐 9本
#44 グレッグ・マンガーノ 9本
アシスト上位
#0 横江豊 5本
#3 藤髙宗一郎 4本