試合結果 バンビシャス奈良 72-81 ライジングゼファー福岡
ライジングゼファー福岡を迎えた今節、本日の試合は、バンビシャス奈良の今季最後のホームゲーム、そして#23 種市幸祐選手にとっては、プロ生活最後のホームゲームとなりました。
奈良のスターティング5は、#0 横江豊選手、#3 藤髙宗一郎選手、#24 鈴木大選手、#44 グレッグ・マンガーノ選手、#88 木村啓太郎選手。
木村啓太郎選手のジャンプシュートから試合が動き出します。続く奈良の得点は、藤髙選手のアシストからマンガーノ選手のファストブレイクポイント。さらに藤髙選手は続く福岡のポゼッションでスティールすると、最後はハイポストから横江選手のレイアップをアシストするなど、攻守でチームを後押しします。1Q残り2分45秒で種市選手がコートインしますが、直後にオフェンスファウルを奪うディフェンスを見せた際に後頭部を打つアクシデントで、ベンチに戻らざるをえなくなりました。最初のクォーターはクロスゲームとなり、16-17で終了します。
2Qも奈良はアグレッシブなディフェンスを仕掛け、4つのスティールを奪います。ただし、オフェンスでは、15本のフィールドゴールを放って成功は4本と苦戦します。そんな中でも#9 板橋真平選手がペイントアタックから、ポンプフェイクで2人を飛ばしてマンガーノ選手へアシストするなど、沸かせるプレーも見せました。一時福岡にふた桁リードを許しますが、横江選手が終了間際に3ポイントプレーを決めて、29-38とひと桁差に戻してハーフタイムとなりました。
3Q、マンガーノ選手がこのクォーターのチーム18得点の半分となる9得点でオフェンスを牽引しました。15点差をつけられるなど、2Q同様離されそうな場面も作られましたが、マンガーノ選手と横江選手、藤髙選手のスリーポイント攻勢でなんとか食らいつき、47-59で最終クォーターへ入ります。
4Q、3分半が経過したところでこの試合最大の16点のビハインドとなり、タイムアウトをります。種市選手のホーム最後の試合、なんとしても勝ちたい奈良は、横江選手のタフショットを皮切りに、板橋選手、藤髙選手が連続でスリーポイントを決め、8連続得点で点差を一気にひと桁に戻します。残り1分半で再び13点差となりますが、最後まであきらめない奈良は、前からディフェンスであたり続けます。そして、横江選手がファウルを受けながらスリーを沈め、最後は#29 中澤海斗選手がレイアップを決めるなど、敗れはしましたが72-81まで押し戻しました。
堀田HCコメント
ホーム最終戦、そして種市選手もホームで最後の試合ということで、選手たちは絶対に勝とうという気持ちで試合に臨んでいました。昨日は出だしで勝負が決まるような試合をしてしまったんですけど、今日は離されそうになっても食らいつく、最後まであきらめずに自分たちのプレーをしようという選手たちの気持ちが伝わってきました。結果はともなっていないんですけど、私の中では今日は満足できるゲームができたのかなと思います。ただ、けが人も多く、残り2試合も同じように厳しい戦いになると思うので、しっかりと対策して、1つでも勝てるように準備したいと思います。
横江選手コメント
昨日の試合の反省をふまえて試合に臨んだんですが、けが人が多いこともあって、福岡さんにアドバンテージを作られて厳しい展開になってしまいました。ですが、それを補うくらいにガード陣が、ペイントアタックしたりボールプッシュするなど、アグレッシブにいったことでオフェンスリズムを作れていたので、それについては良かったのかなと思います。ただ、防げたはずのセカンドチャンス、ファストブレイクを許してしまっていたので、ここは課題として修正したいと思います。
種市選手コメント
ホーム最後の試合で、自分のために勝とうと、チームメイトが試合を通して全力でプレーしてくれていたことがすごく嬉しかったです。後頭部を打ちつけてしまって、試合に出られなくなってしまったのは悔しかったですが、信頼するスタッフの判断でしたので、そこは受け止めてベンチに戻りました。
また、自分の最後のホームゲーム、そして引退セレモニーを見ようとたくさんの人が来てくれたことも嬉しかったです。それに、今まで一緒に戦ってきた仲間が、一人ひとり自分のことを思って一言ずつくれたことも、正直嬉しかったです。あと2試合あるので、まだちゃんとした引退ではないんですけど、一区切りはついたのかなという気持ちです。
試合結果
バンビシャス奈良 72-81 ライジングゼファー福岡
1Q 16-17
2Q 13-21
3Q 18-21
4Q 25-22
スターティングメンバー
#0 横江豊
#3 藤髙宗一郎
#24 鈴木大
#44 グレッグ・マンガーノ
#88 木村啓太郎
スコア上位
#44 グレッグ・マンガーノ 19点
#0 横江豊 16点
#3 藤髙宗一郎 13点
#9 板橋真平 10点
リバウンド上位
#44 グレッグ・マンガーノ 13本
アシスト上位
#0 横江豊 4本
#44 グレッグ・マンガーノ 4本
#3 藤髙宗一郎 3本
#88 木村啓太郎 3本