試合結果 バンビシャス奈良 87-84 福島ファイヤーボンズ
バンビシャス奈良は、ホームのロートアリーナ奈良に福島ファイヤーボンズを迎えました。
奈良のスターティング5は、#0 横江豊選手、#8 薦田拓也選手、#14 クリス・オトゥーレ選手、#24 鈴木大選手、#44 グレッグ・マンガーノ選手。
熊本ヴォルターズとのアウェー戦の連敗から短い期間での試合でしたが、チームは序盤から集中力高く試合に臨みます。堀田剛司HCが「前回対戦のビデオを見て、オトゥーレ選手とマンガーノ選手のインサイドで点が取れる」と準備した通り、オトゥーレ選手がインサイドを支配します。ペイントでのシュートを3本すべて成功し、ファウルで得たボーナススローも決めてみせます。マンガーノ選手も力強いレイアップと、3Pシュートで加点。常に先行する形で、22-21とリードして1Qを終えます。
2Qはお互いに点が伸びず重い展開になりました。奈良はディフェンスで福島から6つのターンオーバーを引き出しますが、オフェンスではシュートの成功率が上がらず、競った展開となります。そんな中でもマンガーノ選手が9得点と奮闘します。残り10秒を切って福島に逆転され、少し嫌な流れになりかけましたが、サイドスローをペイントエリアで受けたマンガーノ選手がシュートをねじ込み、ブザービーターで逆転!いい雰囲気でハーフタイムに入ります。
3Qは2Qと反対にハイスコアな展開となります。奈良は得点面ではオトゥーレ選手とマンガーノ選手が引き続きリードしますが、この流れを作ったのは横江選手です。オトゥーレ選手のパスを受けて切り込んでのフローターなど自分でも得点を取りつつ、オトゥーレ選手やマンガーノ選手とのピックアンドロールから、アシストを2人もしくは薦田選手へ供給し、試合をコントロールします。一時二桁までリードを広げますが、最後にスコアを戻され、68-64と4点のリードで最終クォーターを迎えます。
4Qに爆発したのが、#9 板橋真平選手です。開始早々のスリーポイントを含め、マンガーノ選手の得点を挟んで、連続3本3Pシュートを決めます。さらに、コートの端から端までひとりで持ち込んでレイアップを決めるなど、4分弱の間に11得点します。これで流れが完全に奈良に傾き、試合最大の16点をリードします。しかしその後、福島に11点のランを許し、残り1分半で3点差まで詰められてしまいます。最後はなんとか逃げ切り、堀田剛司HC体制となって、ホームでの初勝利となりました。
堀田HCコメント
熊本戦で大差で負けてしまって、今日の試合まで間がない中で、私も含めて選手たち、チームでたくさん反省すべきところがあって、そこをミーティングで見つめ直してきました。とくに、メンタルの回復に重点を置いてきました。迎えた今日の試合は、選手たちは最初から集中力を高く持って、練習でやってきたことをオフェンス、ディフェンスで遂行してくれました。それが勝ちにつながったと思います。チームとしても、板橋選手が連続でスリーを決めた時などは、勢いもありました。あれを出し惜しみせずに、毎試合出せるようになればと思っています。
板橋選手コメント
熊本戦でひどい負け方をしてしまって、気持ち的にもやられてしまって……。今日の試合まで時間がない中で、メンタルのケアをしつつ、時間がない中でも少しずつ修正してきました。昨日の練習でやったことが、コートで出せたことが良かったと思います。熊本さんにあれだけ負けて、今日勝つというのはメンタル的にもけっこう大変だと思っていました。しかも相手が強敵の福島さん。だからこそ、ここを勝ちきれたというのは、しかもホームの皆さんの前で勝てたというのは、チームとしてもとても大きな収穫だと思います。
試合結果
バンビシャス奈良 87-84 福島ファイヤーボンズ
1Q 22-21
2Q 14-14
3Q 32-29
4Q 19-20
スターティングメンバー
#0 横江豊
#8 薦田拓也
#14 クリス・オトゥーレ
#24 鈴木大
#44 グレッグ・マンガーノ
スコア上位
#44 グレッグ・マンガーノ 29点
#14 クリス・オトゥーレ 23点
#9 板橋真平 14点
リバウンド上位
#44 グレッグ・マンガーノ 16本
#14 クリス・オトゥーレ 7本
#8 薦田拓也 6本
アシスト上位
#0 横江豊 7本
#14 クリス・オトゥーレ 5本
#44 グレッグ・マンガーノ 4本