2018-19 決算概要発表、今期の方針について
Bリーグのクラブライセンス交付規定により、三期連続赤字決算のチームには、シーズンの成績に関わらずB2ライセンスは交付されません。
Bリーグがスタートしてから2期連続赤字決算のバンビシャス奈良は、B2クラブライセンスを維持する為にも、2018-19は黒字化が必須課題でした。
創設6年目、過去5シーズンは赤字を計上しておりましたが、2019年6月期は、クラブ史上最高の売上(259百万円)を更新し、黒字化(11.8百万円)を達成することができました。
全部門での売上の増加があり、全方位の皆さまにご協力いただきました。
また、過去5シーズン、微増、横ばいが続いていたチケット売上(14%増)やグッズ売上(31%増)が、ぞれぞれ大幅に増加したことは、多くのファンの皆さまのご協力があったおかげで達成できたものと感謝しております。
Bリーグのクラブライセンス交付規定により、純資産基準において、B2クラブは2020年6月期までに債務超過を解消しなければいけません。
バンビシャス奈良は、2019年6月期の決算において、約40百万円の債務超過が残っています。2019-20シーズン中のクラブライセンス審査において、この基準をクリアしなければいけません。
また、2019-20シーズンは、現時点でトップパートナー不在による売上減少なども含めると必要なリカバリー額は、約70百万円となります。
バンビシャス奈良は、これらの財務課題に対し、
1.収支改善による利益の確保(黒字維持)
2.増資による資本金の増加(40百万円)
を達成すべく、今シーズン取組んでまいります。
また、クラブの中期ビジョンとして、2026年のBリーグ再編に向けた新たな基準を満たすために、更なる成長を目指します。
<3年以内の目標>
1.B1クラブライセンス基準の充足
(19-20シーズン 債務超過解消、など)
2.アリーナ建設計画(5,000人以上)
<3~5年以内の目標>
1.財務改善、アリーナ建設の実現
→B1ライセンス取得(5~8億円の運営規模)
2.B2プレイオフ進出
→B2優勝(2位以内)へ→B1昇格へ
バンビシャス奈良は、地域に真に必要とされ、関わる方に愛されるプロクラブへと成長するため、改めて地域と連携し地域の課題解決へ向けての取り組みを強化し、地域に根差す活動を行ってまいります。
地域に必要とされ、地域への価値を創造することで、地域の方々とともに成長していきます。
ホームゲームにおいても初観戦でも楽しめる企画を増やし、地域密着の企画を実施していきます。
間もなくシーズンが開幕しますが、多くの皆さまにご来場いただき、楽しんいただける空間を創ってまいります。
今シーズンもご協力、ご支援、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。
株式会社バンビシャス奈良
代表取締役 加藤真治
財務数値推移 (単位:円)
売上高
2019年6月期 (18-19実績) |
2018年6月期 (17-18前期) |
前年比 | |
売上高 | 259,340,322 | 224,415,291 |
35百万円増
(15.5%増) |
当期損益 | 11,804,450 | -27,839,191 | 39百万円 改善 |
純資産 | -39,293,496 | -52,097,946 | 13百万円 改善 |
2019-20(2020年6月期):
売上目標 255,000,000円
当期利益目標 5,000,000円
Bリーグ財務基準による指摘
2020年6月期に債務超過を解消できない場合はB2ライセンスを交付されない。
ライセンス審査スケジュール
2020年3月 第1回ライセンス理事会
※来年3月にクラブライセンスの審査が行われるため、2020年2月までの実績とその時点での2020年6月期決算見込みでの審査となります。
地元密着企画の実施
ホームゲーム開幕戦では、奈良のブランド肉&クラフトビールフェスティバルを開催します。
是非、多くの皆さまのご来場お待ちしております。
初観戦でも楽しめる企画の実施
入場時→
エスコートキッズ(対象:小学生以下、当日申込&抽選、Tシャツプレゼント予定)
第2Q オフィシャルタイムアウト→
バンビーナスが観客へ向けてTシャツを投げ込みます。
試合終了後→
選手がサイン会を実施します。(※日曜日の試合終了後、来場者の方から抽選予定)
※イベント内容は変更になることがありますので、当日のスケジュールをご確認ください。