シーズン終了のご挨拶
バンビシャス奈良に関わる皆さま、シーズンを通して応援いただきありがとうございます。
Bリーグでは、健全なクラブ経営の下で安定的・持続的な成長と発展していくことを目指し、クラブライセンス制度を初年度より採り入れています。
「競技基準」「施設基準」「人事・組織体制基準」「法務基準」「財務基準」の
5分野の基準が設けられております。
Bリーグの初年度の振分や昇降格の条件として「施設基準」のホームアリーナの条件に注目が集まっており、ご存知の方も多いかと思います。
「財務基準」も初年度より設けられていましたが、リーグ統合による急な条件設定でもあったため、猶予期間が設けられていた部分もありました。
Bリーグが3年目になり、「財務基準」の適用が始まっています。
「財務基準」の主なものとしては、3期連続の赤字でないこと、債務超過でないことなどが挙げられます。
バンビシャス奈良は、Bリーグが発足し2期連続の赤字を計上しており、今期赤字になるとクラブライセンスが交付されないという状況でした。チームの成績だけではなく、選手・フロントスタッフ一同一丸となって、経営改善に努めて参りました。
多くのお客様にご来場いただけるよう選手発案のさまざまな企画を打ち出したり、
ご来場いただいたお客様にホームゲーム会場を楽しんでいただけるようさまざまな催しも実施しました。
しかし、それだけでは今シーズン後半のホームゲーム会場の盛り上がりは作れなかったと思います。
バンビシャス奈良を応援していただいてる皆さまが、ご両親やご親戚、ご友人や会社の同僚など知人にお声かけいただきお客様を連れて来ていただきました。多くの皆さまと共にバンビシャス奈良を盛上げていこうとご協力いただいたことが本当に大きな力になったと思います。
シーズン始めに掲げたテーマは、「共鳴」
楽しめる街、誇りを持てる街、愛してやまない街に貢献できるクラブへ突き進んできたことに少なからず共感していただいた方々が共に行動を起こしていただいたんじゃないかと感じでいます。
ホームゲーム会場の盛り上がりに加え、アウェイの試合でも大勢のブースターの皆さまが応援に行っていただきました。多くの皆さまの共鳴が選手たちに返ってきたのではないかと感じています。最後に5連勝し、西地区4位、B2全体で13位まで成績を上げられたのは、応援いただいた皆さまと共に勝ち取った成績だったと感じています。
今シーズン、黒字化(見込み)を達成し、BリーグよりB2ライセンスの交付を受けることが出来ました。
ご協力いただいた皆さま、誠にありがとうございます。
来シーズンはクラブライセンスの基準の債務超過の解消が必要になります。
来シーズンも大きな課題を残しておりますが、必ず課題をクリアし、
5年先、10年先、その先の未来を応援いただいている皆さまと共に創っていきたいと思います。